イッカク通信発行所フィールドノート2004年5月

マエマワリとマメザヤモドキ(その3)

04.5.3
 大阪府立大の研究者、広渡さんから手紙が届いた。マエマワリとマメザヤモドキから羽化したヒゲナガガの同定をお願いしていたのだ。広渡さんからのていねいな返事によると、これらはヒゲナガガ4種であるとのことだった。
 ・マエマワリ(細) ウスベニヒゲナガ
 ・マエマワリ(細) カラフトヒゲナガ
 ・マエマワリ(広) オソオビヒゲナガ
 ・マメザヤモドキ  ホソフタオビヒゲナガ
 さっそく撮っておいた画像と照らし合わせて図鑑にしてみる。
dscn5933.jpg
ウスベニヒゲナガ♂
dscn5935.jpg
ウスベニヒゲナガ幼虫ケース
dscn5940.jpg
カラフトヒゲナガ♂
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カラフトヒゲナガ幼虫ケース
dscn5945.jpg
ホソオビヒゲナガ♀
dscn5946.jpg
ホソオビヒゲナガ幼虫ケース
dscn5923.jpg
ホソフタオビヒゲナガ♂
dscn5922.jpg
ホソフタオビヒゲナガ幼虫ケース
         注:♂の触角は画面からはみ出るサイズのためカットしてある

 同定結果をもらって、おもしろいと思ったことが二つあった。
 一つは、マメザヤモドキとよんでいた、一見マエマワリとかなり違うケースに潜む幼虫も、他の三種と同じくヒゲナガガの仲間だったということだ。この事実、さすがに広渡さんはとっくに確認済だったが、それでも割と最近のことなんだそうだ。
 もう一つは、マエマワリとよんでいた、落ち葉片をつづった寝袋型のケースにひそむ幼虫は、少なくとも三種いる、ということだった。これは見た目に細長いケースと幅広いケースがあるなあと思っていたからこれも予想していたことではあったが、ウスベニヒゲナガのケースとカラフトヒゲナガのケースなどはどちらも細タイプであり、微妙な違いだ。これは、ケースだけでは見分けが難しいかもしれない。
 広渡さんからの手紙や論文には、他にも興味深いことが書かれていたのだが、今日はここまで。

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